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Ⅲ どの様な解決方法があるのか~補充ページ

弁護士に依頼した場合、

1、どのようにして保険会社担当者との交渉が進むのか、

2、訴訟を起こすという判断をした場合、どの様な準備を進めていくのか。相談はどの様に進めていくのかについてご説明致します。


1、弁護士に依頼すると弁護士はどのようにして保険会社の担当者と交渉するのか

① お客様の事故態様をヒアリングし、裁判所基準に基づき損害額を計算します。

② その計算プロセスと計算結果を保険会社へFAX送信し、電話にて保険会社担当者と
  話し合いを始めます。この際、保険会社担当者から疑問に感じる点につき書類の
  やりとりが進められることもあります。

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③ 保険会社に、訴訟を起こした場合に予想される結果を伝えます。

④ 社内で決済がおりないとか、払い渋る場合、訴状、証拠書類を用意
  してすぐにでも訴訟を起こそうと思えば起こせる状態にあることを
  伝え
、社内で決済がおりるように折衝を続けます。

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2、訴訟を起こすにはどのような準備が必要になってくるのか

(1)必要書類を集め、弁護士と打ち合わせが必要~事件により個性が出てくる~

 典型的な事案で必要となってくる書類は下記の通りです。ご依頼頂いた場合、加害者が加入している任意保険会社から当事務所にて取り寄せます。

①交通事故証明書

②実況見分調書(委任状を頂くことで弁護士事務所にて取得可能です)

③診断書全て

④診療報酬明細書全て

⑤施術証明書全て(柔道整復師のいる接骨院、整骨院に通った場合)

⑥後遺障害診断書

⑦後遺障害の等級認定がなされた旨の通知書類

⑧事故前3か月間の給与明細

⑨給与所得の源泉徴収票

⑩NAVITIME(事務所で調べます)など通院交通費を計算する資料

⑪その他、交通事故に遭ってしまったことにより購入したものの領収証など

(2)弁護士との打ち合わせではどの様なやりとりがなされるのか

 典型的ではない、その事件特有の個性がある損害費目について、ご言い分について事情聴取させて頂きます。

よくあるやりとり事項:

①後遺障害の程度(どこが、どのように痛むのか、医師の説明はどの様なものか、画像所見の有無、これまでの治療経過はどうか等)、

②基礎収入(所得を証明する書類の有無、書類に記載された収入額と異なる金額を主張する根拠)、

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③過失割合(事故はどの様な状況で発生したのか、相手の
 言い分はどうか、物損の資料の有無、物損の資料で傷はどの様についているのか、刑事記録はどの様になってい
 るのか)

④その他損害(典型的な損害費目の他にどの様な損害が発
 生しているのか。どの様な損害を賠償してもらいたいというお気持ちなのか。証拠資料が有るのか否か。)

⑤高額治療費の治療内容などについて

 例えば、事業主の所得など、証拠書類上はっきりしない利益の減少をどう評価するかとか、どの様に衝突が起こったのか事故状況について双方の言い分が食い違っていて、過失割合が争点となる事案では事故現場の状況についてお伺いします。

 その際、Goo●leアース等で事故現場の写真がわかればよいのですが、わからない場合、事故現場写真をみながら、ミニカーを動かして車両の動きを再現して頂くなどしています。

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 上記に記載したよくあるやりとり事項を中心にご事情を伺っていきながら、資料が不足している場合は追加取得を手配し、ご主張が法律的に通りそうなのか、通らなそうなのか、どの様な証拠を集めればよいのかということを考えます。

 弁護士にとっても、ご相談者様との打ち合わせは、ご依頼者様と一緒になって事案の真相を探りながら証拠資料を検討していく作業なのです。

 弁護士の仕事は、聞き取った内容と証拠を照らし合わせながら、ご主張を法律の条文や過去の裁判例からみて適正・妥当に当てはまるとして書面に書き起こすという、とても、とても地味で地道な作業なのです。

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