弁護士による マンガ交通事故相談

自動車の任意保険 | 交通事故の無料相談なら【マンガ交通事故相談】

交通事故のご相談専門ダイヤル 03-5774-4558

ホーム >自動車保険

アクセス

コンタクト

スタッフブログへ

3、任意保険にはどの様な内容のものがあるのか

任意保険

 任意保険は、まず、自分が交通事故の加害者になった場合に、被害者に生じた損害を賠償するという 対人賠償責任保険・対物賠償責任保険という中心的な役割を担っています。
 保険の種類によっては、対人・対物賠償を越えて、補償の範囲について様々な特約が付されており、交通事故によって被害者となった時に自分自身に生じた損害を補填することを内容とする人身傷害補償保険・自損事故傷害保険・無保険車傷害保険 ・搭乗者保険・車両保険など様々な保険(特約)があります。
 加害者が任意保険に加入しておらず賠償を十分に受けられない場合や、事故発生に被害者自身にも過失があるとして過失相殺がなされてしまった場合、過失相殺によって減額されてしまった損害額を、被害者自身が加入していた保険から支払ってもらえないか加入していた保険会社に確認する価値があると思います。

(1)人身傷害補償保険

 人身傷害補償保険は、交通事故の被害者となった場合、加害者の責任の有無や過失割合を考慮することなく、自分が契約している任意保険から、保険会社の支払基準にしたがって計算された保険金が支払われるという保険です。

 事故発生に被害者側にも過失があるとされた場合、加害者側から受けとる賠償額は、被害者の過失割合の分だけ減額されますが、この人身傷害補償保険に加入していると、減額されてしまった部分について、自分が契約している任意保険から支払いを受けることができるのです。

(2)自損事故傷害保険

 自損事故傷害保険は、単独事故などのように、相手方がいない事故で死傷した場合、自賠責保険の適用がなされず、全く補償が受けられないというときに、最低限の補償を受けることのできる保険です。


(3)無保険車傷害保険

 事故の加害者が任意保険に入っていない「無保険車」であり、加害者に賠償金支払い能力がない場合に、被害者自らの加入している対人保険の範囲内で、加害者から受けるはずであった損害賠償の不足分を支払ってもらえる保険です。

 仮に、無保険車傷害保険に加入していない状態で無保険車に事故を起こされた場合、自賠責保険の補償範囲内でしか支払いを受けられない可能性が高く、十分な補償を受けられないことがありえます。


(4)搭乗者傷害保険

 搭乗者傷害保険とは、加入していた(被保険)自動車の運行に起因する事故によって、同乗者(正確には、「正規の乗車用構造装置のある場所に搭乗中の者」)に怪我などの損害を与えた場合に保険金が支払われるという保険です。

 ただし、被保険者の故意・不正行為によって生じた事故による傷害については支払われません。例えば、飲酒運転、無免許運転、車から身を乗り出すなどしたことによって負った傷害については、保険金は支払われないこととなります。


(5)車両保険

 車両保険とは、事故に遭い、自らの運転する車両に修理が必要となった場合、これに係る物的損害(修理費等)を補償する保険です。

 車両保険には、大きく分けると「一般車両保険タイプ」「エコノミータイプ」「限定タイプ」との3種類に分けることが出来ます。限定タイプは補償の範囲を限定する代わりに保険料が安く設定されているものです。

 まず「一般車両保険タイプ」では、対車事故、対物事故、自損事故、当て逃げ、盗難、悪戯、自然災害等、広範囲での補償となる保険です。

 次に「エコノミータイプ」では、①車両(自転車を除く)との事故 ②事故の相手が特定されている事故の2条件を満たしている場合のみ 保障される保険となります。従って、対物事故や、事故の相手が特定できない盗難、悪戯等には保障されません。

 上記2種類に加え、「限定Aタイプ」「エコノミー+限定Aタイプ」等という分類の仕方もあって、「エコノミー+限定Aタイプ」は、一般車両保険タイプより自損事故・当て逃げを除いた保障となります。ちなみに、限定AタイプのAは、AccidentのAです。AK●48とは関係がありません。あしからず。


トップページへ
ご質問・ご相談もお答えいたします。お問い合わせフォーム