無事、交通事故後の損害賠償問題の解決を終えてから10年間。ずっと就労を希望しながらも、会社からは「身体障害ではなく、精神障害の方は・・・」と断られ続け、奇跡的に採用されてもすぐにクビになることを繰り返してきた。
弁護士事務所でのアルバイトでは、ファイル潰し、法務局や裁判所への簡単なおつかい、事務所の掃除。仕事を頼んでみると、記憶障害、脱抑制、「脳の全ての機能が壊れている訳ではないのだけど、上手く働いてもらうのはなかなか難しい。」という惜しい実態が見えてきます。
助成金制度を利用しながら、脳に刺激を与える様に多種多様な作業、仕事の経験を経て、ついに社会復帰への道がみえてきた???